もの忘れ外来

先日、歩くことができない認知症の患者様が、
どうしても歩いてトイレに行きたいと仰るので、
実際に歩くことを試してみました。

結果は、足が一歩前に出ることはありませんでした。
ご本人もそれを理解し、ベッドに横になりましたが、
その時の切ない表情が印象的でした。


一歩前に踏み出せないことは、
歩くことができる私たちにもあります。

何か新しいことを始める時、自分の生き方を変える時。
アクセルを踏みたい願望があるのに、ブレーキを踏んで
しまう時は、傍から見たら切ない表情なのかもしれません。

そんな時は、思い切って大股で片足を踏み出してみると、
その反動で後ろ足がついてきて、前に進めたりします。
身体が硬直していては大きく足を開けないように、
心に柔軟性も必要です。

身体の機能として一歩前に踏み出すのが困難な患者様が、
歩行能力はあるのに一歩前に踏み出せない私たちに、
そんなことを考えさせてくれた出来事でした。

yamasha17822_DSC1089_TP_V.jpg

さて、当院では4月より「もの忘れ外来」の
外来日を拡大しております。

もの忘れ外来では、
それが生理的なものか、病気によるものかを診断
させていただき、必要に応じて治療を開始します。
また、在宅介護でお困りのことなどについても、
お気軽にご相談下さい。

もの忘れ外来は予約制となります。
お電話または、来院時にご予約下さい。

【もの忘れ外来】
■毎週水曜日(午前・午後)
 担当医師:城戸知子医師

■毎週火・金曜日(午後3:00~)
 担当医師:雁木千恵子医師

※完全予約制のため、必ず事前に
 お電話または 来院時にご予約下さい。