桜の魅力

今週前半の荒れたお天気で、あっという間に桜が散ってしまいました。
こちらは先週、満開の頃の当院の桜。

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入院中の患者様も病室の廊下から桜を眺めたり、ご家族と外に
見に行かれたり、束の間のお花見を楽しまれていました。

この世に美しい花は数あれど、なぜ、桜がこんなに人を魅了するのか…
ふと思い、考えてみました。



まずは、花の色。

同じ春に咲く、れんげや桃の花のピンク色とは違う、淡く優しい桜色。
色彩心理学でもピンクは愛情や優しさを象徴すると言われており、
桜の花には優しさがあり、心に響くものがあります。

そしてこの桜色、夜にはとても幻想的なものとなります。

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次に、開花の時期。

厳しい冬がようやく終わり、春の日差しが恋しい時期に開花する
ことも魅力の一つ。

これが、真冬や真夏に満開を迎えるのでは、感じ方がまた違う
ように思います。
ちょうど日本では入学式などの行事とも重なり、よき日に咲く桜
というイメージが子供の頃からあるのも要因の一つかもしれません。


そして、散りゆく美学。

桜の見頃はほんの一瞬。一年のうちのわずか一週間ほど。
雨風に左右され、翌日にはすっかり散ってしまっていることも。
散り方も桜吹雪という言葉もあるように、風に乱れ散る様は美しく、
散った花びらは、地面や水面を桜色に染め上げます。


美しく咲き、美しく散る。

これが桜の最大の魅力なのかもしれません。