痛み

本当に暑い日が続き、日差しが痛いと思うほどです。
生物が生きていくために必要不可欠な太陽の光も、
度を超すと痛みになる。
何事も加減が大事ということでしょうか。


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さて、「痛み」という言葉は院内でもよく使われます。

患者様に「今の痛みは10のうちどの程度ですか?」と
質問すると、「今日は5ぐらい」と答えてくれます。

それにより、周囲は痛みのレベルを把握することが
できますが、数値化して表現される痛みは、
肉体的痛みがほとんどです。
しかし、肉体的痛みの奥底には、精神的痛み、
社会的痛み、魂の痛みといった、数値化することが
難しい痛みが隠れていることがあります。

病気により仕事ができなくなる。
医療費が高額になり経済的に苦しい。
社会の中で自分の役割を果たせなくなる。
そいういった社会的痛みや、
死に対する不安や恐怖、
自分の人生を受け入れる過程で生じる痛み。

それらは個人の生活背景や人生観によって大きく異なり、
また、内に秘められて表現されることが少ないのですが、
表出される前に、感じ取り、気付いてあげたい。

そう思っていても、至らない現実に反省の日々ですが、
感じ取るには、相手をよく知ること。
それに尽きると思う、今日この頃です。